Historic Villages of Shirakawa-gō and Gokayama (Japan)
白川郷・五箇山の合掌造り集落(日本)
2014年
2012年
Photo : Koichi Matsuda©
Art #0027-2
Historic Villages of Shirakawa-gō and Gokayama
白川郷・五箇山の合掌造り集落
○特徴:豪雪地帯における伝統的建築物
○地域:アジア
○国:日本国 岐阜県、富山県
○登録基準:(iv)(v)
○登録年:1995
○遺産分類:文化遺産
○概要:合掌造りは、江戸時代から始められた養蚕のため、屋根裏に棚を設置したのが始まりと言われている。豪雪による雪下ろしの作業軽減と屋根裏の床面積拡大のため、急な角度を持っている特徴的な茅葺屋根になったと考えられている。構造上、通常の家屋に比べて天井裏部分の容積が大きくなる。その天井裏部分は風通しが良く、盛んに養蚕が行われた。 加賀藩では五箇山の絹を重要な資金源としていたほか、蚕の糞を利用して焔硝の密造を行っていた。また、合掌造りの屋根はどの家屋も東西を向いている。これは、屋根に満遍なく日が当たるようにするため、集落の南北に細長い谷にあり、南北それぞれの方向から強い風が吹くので、風を受ける面積を少なくするためと言われている。