Defence Line of Amsterdam_Netherlands
0244-R_アムステルダムの防衛線の要塞_オランダ王国
西・西南ヨーロッパ Cultural 文化遺産
Provinces of Noord-Holland (NH), Utrecht (UT) (ii)(iv)(v) N52 22 28 E4 53 35
1996 Property : 14,953 ha ー Ref: 759
Photo : Koichi Matsuda©
夢を叶える絵
オランダの五稜郭と言われる街。アムステルダムから少しだけ電車に乗る。実戦で使うための要塞として作られた街だから、どんなものかと思っていたけれど、全く逆。こんなにもほのぼのとした空間があるだろうか。ゲートをくぐり街に入ると湖のような堀がある。かわいらしい花が咲き乱れる芝生がある。子供たちが歴史を学びながらハイキングしている。街の中央に建つ教会の鐘の音。昼下がりに飲んだコーヒー。静かに目を閉じて周囲の音に耳を澄ました。
アムステルダムの防塞線(アムステルダムのぼうさいせん)は、オランダにある世界遺産登録物件の一つ。42の要塞が配置された全長135キロに及ぶ堤防で、各要塞はアムステルダム中心部から10 – 15kmに位置しており、戦時には防衛の為に低地部が容易に冠水するように設計されていた。冠水時の水深は30cm程度で、ボートが使えないように配慮されていた。また、防塞線の1km以内の建造物は、可燃性や可動性を考慮されて木製だった。アムステルダムの防塞線は1880年から1914年に建造された。しかし、完成するや、飛行機と戦車の実戦投入が始まり、要塞は意味を成さなくなった。要塞の多くは、現在、市議会の管理下にあるが、観光は可能である。史跡記念日(9月第2土曜日)は入場無料なので、観光に適している。
WIKIPEDIA