2016年に登録された世界遺産より

2016年に登録された世界遺産より

第40回世界遺産委員会は、2016年7月10日から7月17日にイスタンブール(トルコ)で開催された。当初は7月20日までの日程だったが、会期中に発生したクーデター未遂事件の影響によって短縮され、残った議案は10月24日から26日にユネスコ本部で開催される委員会に回されることが決まった。公式サイトではこの10月の委員会は臨時委員会とは位置づけられていない。この委員会では文化遺産12件、自然遺産6件、複合遺産3件が新規に登録され、世界遺産の総数は1,052件となった。新規にアンティグア・バーブーダとミクロネシア連邦が世界遺産保有国となった。危機遺産リストからはムツヘタの歴史的建造物群が除去されたものの、ジェンネ旧市街(マリ)、シャフリサブス歴史地区(ウズベキスタン)、ナンマトル:東ミクロネシアの祭祀センター(ミクロネシア連邦)のほか、リビアの世界遺産5件全てが追加されたため、8増1減で総数は55件となった[wikipedia]。